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→PESTILENCE →POISON (Germany) →POSSESSED →PRIMAL SCREAM →PROTECTOR
→PUNGENT STENCH →PURGATORY




POSSESSED





Seven Churches (1985)
Combat - 88561-8024-2


当時“ポストSLAYER”の筆頭格だったカリフォルニアのPOSSESSEDの1st。
音のほうはSLAYERの影響下にあるオーソドックスなスラッシュだが、裏ジャケでジェフ・ベセーラが十字架を燃やすなどかなりサタニズムに傾倒していた。
PRIMUSに参加するラリー・ラロンデがメンバーだったことでも知られるバンド。
もう一人のギター、マイク・トラオもラリーと同じく技巧派ギタリスト。
音楽的な主導権はマイクが握っていた。
当時はメンバー全員高校生だったため、二人のギタリストの才能は半分くらいしか開花していない。
OBITUARYのジョン・ターディに影響を与えたジェフのヴォーカルも、彼特有の“引きずる吐き捨て声”で既に個性を確立している。
“The Exorcist”とVADERがカヴァーした“Death Metal”は永遠の名曲だ。
難を言えば“Seven Churches”のスケール練習みたいなパートは不要(;´Д`)ハズカシイ
CDは日本製で、当時のCombatやドイツのGama盤によく見られた。

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Beyond The Gates (1986)
Under One Flag - CDFLAG 3


『Seven Churches』に比べ飛躍的に成長した2nd。
僅か一年足らずでこの変化は驚異的。
音は“脱SLAYER”を実践し、ジャズっぽいリフを聴かせたり効果的なリズムチェンジで上手く曲にメリハリを付けている。
二人のギタリストも才能が開花し、『Seven Churches』以上にメロディアスなギターソロを展開している。
スラッシュ界ナンバーワンのイケメン、ジェフ・ベセーラのヴォーカルにも磨きがかかっている。
“Tribulation”と“No Will To Live”“Beyond The Gates”は屈指の名曲。
個人的には本作がPOSSESSEDの最高傑作だ。
CD(右)はミニ『The Eyes Of Horror』とのカップリング。

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The Eyes Of Horror (1987)
Under One Flag - CDFLAG 3


5曲入りミニ。
再結成前の最後の作品。
プロデュースは二人のギタリストの師匠、ジョー・サトリアーニ。
そのせいか前二作に比べかなりギターがフィーチャーされている。
音質もクリアになって聴きやすく、プロデュース面では一番成功した作品。
本作リリース後にバンドは解散。
現在はジェフを中心に再結成し、活発にライヴ活動を行っている。
ジェフは暴漢に銃で撃たれた後遺症で下半身不随だが、ライヴも車椅子で元気に歌っている。
“Death Metal President”とも呼ばれていて、他のミュージシャンや後輩達に慕われている。
CDは2nd『Beyond The Gates』とのカップリング。

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PRIMAL SCREAM

→CARNIVORE →WHIPLASH



Volume One (1987)
Mercenary/Celluloid - MERCD 2100 (CD)
Matrix - MADE BY DISCOVERY SYSTEMS- AN AMERICAN COMPANY 0P00200B



元CARNIVOREのギタリスト、キース・アレクサンダーのバンドの唯一のアルバム。
エリック・ドルフィーやビル・ラズウェル等のジャズの大物アーティスト作品を多数抱えるCelluloidからのリリースだが、こんなバンドと契約して大丈夫だったの?と思ってしまう。
実際大丈夫じゃなかったらしい。
1987年当時では珍しくCDもリリースされ、さらに予算オーヴァーのピクチャーディスク仕様だったため恐らく1ドルも回収できなかっただろう。
さてPRIMAL SCREAMはトリオ編成の漢臭いスラッシュメタルだ。
AT WAR系だが、AT WARほどかっこよくはない(´・ω・`)ザンネン
R&R色は薄くてメタルメタルした音だが、ちょっとダサイ。
漢臭い中にもメロディやコーラスを重視しているのが聴いていて伝わってくるが、肝心の曲の練りが全曲甘いためどの曲も残念な出来に終わっている。
キースは後年バイク事故で他界し、本作が遺作となってしまった(´・ω・`)R.I.P.
本作リリース後に加入したベースのリッチ・デイは後にWHIPLASHに加入している。

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PROTECTOR





Misanthropy (1987)
Atom H - ATOM H 001


ドイツのスラッシュメタルバンドの6曲入りデビューミニ。
このバンドはいわゆる“ジャーマンメタル”らしさが微塵も無い所が良い。
当時のKREATORよりもヘヴィで、一切の妥協を許さない硬派なデスラッシュ寄りのスラッシュが聴ける。
“Misanthropy”“Agoraphobia”“The Mercenary”“Kain And Abel”“Holocaust”は初期の名曲。
というか全曲捨て曲無しの名盤だ。
勢いだけでけっこうメチャクチャに弾いているハンジのギターソロはある意味PROTECTORの魅力の一つだった(ハンジの参加は『Leviathan's Desire』まで)。
当時は地元ドイツで“ポストKREATOR”などと言われていた。
個人的には本作がPROTECTORの最高傑作。
PROTECTORを初めて聴く人は本作がオススメ。

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Golem (1988)
Atom H - 85-2587


デビューミニ『Misanthropy』に比べ演奏力と音質が格段に良くなった1st。
PROTECTORの作品では『Misanthropy』と並んで個人的に大好きなアルバム。
マーティン・ミシーのデスメタル寄りのヴォーカルと、ハンジの切れ味の良いリズムギターが聴きどころだ。
ハンジはギターソロを全てアドリブで弾ききっているが、「ロックギターとは本来こういうものだ( ゚Д゚)ヴォケェ!」と言わんばかりの荒々しい勢いやノリが感じられて良い。
“Delirium Tremens”と“Apocalyptic Revelations”は名曲。
“Delirium Tremens”はPVも制作され、今は亡きミカエル・ハッセを始めPROTECTORのオリジナルメンバー達の動く姿を見ることができる。
Atom Hのオリジナル盤CDは激レア。

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Urm The Mad (1989)
Atom H - ATOM H 010


2nd。
“アートスラッシュ”とでも呼びたくなるような、不思議なリフや曲展開が魅力のアルバム。
スラッシュらしくないギターの音質も面白い。
CDのみオリジナルラインナップ時の貴重なライヴ4曲を追加収録。
おとなしい性格だったというマーティンのライヴでの豹変ぶりが聴ける。
マーティンの参加は本作まで。
他のアルバムに比べて地味な印象の曲が多いので、初めてPROTECTORを聴くならこのアルバムはキツイかもしれない。
国内盤は『Leviathan's Desire』とのカップリング。

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Leviathan's Desire (1990)
Atom H - ATOM H 012/SPV 76 -25962


マーティン・ミシーが抜け、代わりにオリー・ヴィーベルを新ヴォーカルに迎えて制作された5曲入りミニ。
オリーの声質はマーティンを軽くしたような感じでそれほど違和感は無いが、このメンバーチェンジが後にPROTECTORの明暗を分けてしまう。
PROTECTORの大きな個性だったギターのハンジとベースのエドが本作を最後に脱退してしまう。
ドラムのミカエル・ハッセが強権を発動していた時期なので、もしかしたらミカエル&オリー組と衝突したのかもしれない。
とは言えハンジのノリ一発のギターが堪能できるのが本作の魅力だ。
『Misanthropy』に収録されていた“Kain And Abel”の新録ヴァージョンも収録。
CDは『Misanthropy』から3曲をボーナストラックで収録。

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A Shedding Of Skin (1991)
テイチク - TECX-25191


3rd。
ギターのハンジが脱退したためオリー・ヴィーベルがヴォーカルとギターを兼任しているが、これがなかなか素晴らしい。
マーティン&ハンジ派の僕としてはちょっと悔しいけど、とにかくカッコイイ。
曲もシンプルながらよく練られており、スラッシュの名盤として数えられる一枚だ。
“Mortuary Nightmare”“A Shedding Of Skin”“Doomed To Failure”三曲だけでもこのアルバムを買う価値がある。

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The Heritage (1993)
Major - CC 020/046-2


4th。
メインソングライターのミカエル・ハッセまで抜け、オリジナルメンバー不在で作られたラストアルバム。
特に光る曲も無く、リフも演奏も平凡以下の駄作。
バンドの人気も急降下し本作を最後に解散してしまう。
本作はPROTECTORのファンだけが持っていて価値があるものなので、一般のスラッシュ好きは見向きもしないだろう。
ミカエルは後に病死してしまったので、オリジナルメンバーによる再結成も望めない(´;ω;`)モワッ

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Echoes From The Past... (2003)
I Hate - IHR CD 004


スウェーデンのI Hateからリリースされたコンピレーション。
86年のデモ『2Track Demo Tape』と『Misanthropy』、『Golem』を収録。

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Welcome To Fire (2006)
Wroth Emitter - W.E.010


ロシアのWroth Emitterなるレーベルからリリースされたコンピレーションというかほとんどブートレッグ。
86年のデモ『2Track Demo Tape』と88年のデモ『Live In Wolfsburg 19.03.1988』、00年の再結成デモ『Resurrected』を収録。
『2Track Demo Tape』はミカエル・ハッセのヴォーカルが聴ける唯一の貴重な音源。
ブラックメタルっぽくてけっこう良い味を出している。
『Live In Wolfsburg 19.03.1988』はマーティン・ミシーを含む黄金時代の四人によるライヴ。
CRO-MAGSとDEATHとSODOMのカヴァーが聴けるのが面白い。
『Resurrected』はオリジナルメンバー不在で再結成したときのデモ。
無意味に曲が凝っているというか無駄に長くて特に面白い部分は無い。
オリジナルメンバー不在ではPROTECTORの面影など在りようも無いので、本人達も無駄な努力に気付いたのかすぐに再解散した。

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Kain And Abel (2010)
Area Death Productions - ADP041


中国の怪しげなレーベルから突然リリースされたPROTECTORの初期デモテープ音源集。
中国盤とはいえ一応オフィシャルらしい(中国語で書かれた帯に限定500枚と書いてあるがこれは嘘っぽい)。
二枚組のCDに『Live In Munchen』(1987)、『Kain And Abel Rehearsal』(1987)、『Live In Bad Worishofen』(1989)の三本のカセットテープの音源と89年のデュッセルドルフのライヴを収録。
所々音ヨレはあるが『Live In Bad Worishofen』の音はかなり良く、これ単体でライヴ盤としてリリースしてもいいくらい。
『Live In Munchen』での“Apocalyptic Revelations”は『Golem』リリース前のライヴだが、全く異なるアレンジが聴いていて面白い。
“Agoraphobia”は全部で4曲収録されているが、どの演奏もマーティン・ミシーの地声の「うー!」が聴ける。
ベースのエド・ベリッヒメイアのバックヴォーカルが超デス声なのにもびっくりする。
本作と『Welcome To Fire』を手に入れればPROTECTORの初期のデモテープ音源は全て揃う。

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The Return Of Thrash And Madness (2011)
Evilspell - ESR 017-5


THE PROTECTORS名義で活動していたマーティン・ミシーが遂にPROTECTORを再結成しリリースした7インチ。
“Road Rage”“Terra Mater”“Deranged Nymphomania”“Birth Of A Nation”の4曲を収録。
マーティンが理想とする80年代のPROTECTORの音を再現した感涙モノの7インチだ。
ゴールドヴィニール盤とブラックヴィニール盤が存在する。

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Reanimated Homunculus (2013)
HR - HRR 317 CD


20年振りにリリースされた5th。
『Golem』と『A Shedding Of Skin』を足して2で割ったような、これぞPROTECTORと言えるスラッシュメタルが堪能できる。
ギターを始め各楽器の音も当時の音作りを再現しているという凝りようだ。
全く衰えを感じさせないマーティン・ミシーのヴォーカルも素晴らしい。
スリーヴ内で『Misanthropy』の裏ジャケットの写真を再現しているのも微笑ましい。
コイツら80年代のスラッシュのスタイルが大好きなんだなぁというのがよく伝わってくる。
オマケで過去のメンバー達の近況も詳しく書かれているが、PROTECTORに関わった人達を大事にしたいというマーティンらしい配慮だ。
『The Return Of Thrash And Madness』から“Deranged Nymphomania”と“Birth Of A Nation”、“Road Rage”の3曲を再録している。

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Cursed And Coronated (2016)
HR - HRR 469 CD (CD)
Matrix - HRR469CD BB1332



再結成後の活動が順調な中リリースされた6th。
呪術的なイントロが終わると飛び出してきた音は紛れも無く『Leviathan's Desire』と同じスタイル、音作り。
1990年のあの時代、あの音そのものである。
これはPROTECTOR=マーティン・ミシー自身が誰よりも一番のPROTECTORファンであることの証明だろう。
言ってしまえば『Reanimated Homunculus』と何の違いも無いが、ワンパターン?いやいや、良いことじゃないか。
VOIVODのような正しい進化は別だが、スラッシュメタルに間違った進化は必要無い。
頭のおかしい店主のラーメン屋は客も従業員も全員不幸である。
そういう店は決まってたかがラーメン一杯に1,500円以上の値段を付け、出てきたラーメンに巨大な伊勢海老が乗っていたりするものである。
普通、当たり前であることの素晴らしさ、幸せに気付かせてくれるバンド、それがPROTECTORだ。
ギターはマイケル・カールソン一人だが、アルバムでの左右のギターの振り分け方が絶妙で最高だ。
ライヴでの再現は不可能だが、そこはベースのマティアス・ヨハンソンが上手くフォローするのだろう。
ジャケットは『Reanimated Homunculus』と色違いの似たようなデザインだが、恐らく今後も色を変えてこのパターンを続けていくものと思われる。
ボーナストラックで“Intro/Misanthropy”“Sliced, Hacked And Grinded”“Protector Of Death”の2013年のライヴ3曲が収録されているのが嬉しい。
特に“Sliced, Hacked And Grinded”はライヴでは演奏しないだろうと思われていただけに余計に嬉しい(;∀;)

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PURGATORY





Tied To The Trax (1986)
SPV/Steamhammer - SPV 60-7584 (CD)
Matrix - CDP-BERLIN 60-7584 01



オハイオのスピードメタルバンドの唯一のアルバム。
一度見たら忘れられない線路縛り付け間一髪脱出男の強烈なジャケットで意外と有名なバンド。
バンド名から想像できる通りのIRON MAIDENタイプのスピードメタルだが、質はけっこう高い。
演奏が上手くて音質も良いので最後まで安心して聴いていられる。
W.A.S.P.のブラッキー・ローレスを思わせるジェフ・ハトリックスのヴォーカルがこの手のバンドではかなり個性的で面白い。
バンドは2003年にオリジナルメンバーで再結成しているが、音源を発表することなく再び解散している。
SPV/Steamhammerのオリジナル盤CDは激レア。

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