M
→MACE →MAD BUTCHER →MANDATOR →MASSACRA →MASTER →MAYHEM (US) →MEGADETH
→MEKONG DELTA →MENTORS →MESSIAH →MESSINA →METAL CHURCH →METALLICA
→MINOTAUR →MISFITS →MORBID ANGEL →MORDRED →MORGOTH →MORTAL SIN



MACE





Process Of Elimination (1985)
C.O.M.A. - 72074-1


シアトルの伝説的なクロスオーヴァー寄りスラッシュメタルバンドの1st。
4人編成だが、メタル風とパンク風のメンバーが半々という見た目も音も超個性的なバンド。
リーダーのベーシスト、ヴァーン・ホワイトはジャケットのアートワークも手掛けるかなりの才人。
ヴァーンの絵は独特のタッチが魅力だが、もちろん当時の本業であるベースの腕前も超人レベル。
デイヴ・ヒリスのメタリックなギターも聴き所。
テクニックはしっかりとあり、かつ勢いに任せたスリリングなギターソロは必聴!
ヒリスは後にALICE IN CHAINSやPEARL JAM等のプロデューサーとして名を馳せる。
コロンビアのインディレーベルから2ndとのカップリングで再発されたが、残念ながら板起こし。
余談だが、MACE(鎚矛)と言えばRPG(特にWIZARDRY)好きにはおなじみの武器。
MACE-1をうっかり装備して困ったもんだったよ(´・ω・`)コマッタコマッタ

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The Evil In Good (1987)
Black Dragon - BD 023


前作よりもスラッシュ色が濃くなった2nd。
うっかりMACE-2まで装備してしまうほどの名盤だ。
リーダーのベーシスト、ヴァーン・ホワイトによるジャケットのアートワークは本作でも冴えまくり。
つか怖すぎだろ((;゚Д゚))ユメニデソウ
MENTORSのライヴ盤のアートワークを手掛けたりと現在は画家として活動するヴァーンだが、本作では前作以上にブッ飛んだベースを聴かせてくれる。
前作同様デイヴ・ヒリスのギターも聴き所。
カークのリズムを無視して突っ走るヴォーカルも聴いててスカッとする。
唯一の難点は安っぽい打ち込みによるオモチャみたいなドラム('A`)
ドラムが迫力あるサウンドだったら本作は歴史的名盤になっていただろうに…残念。
BLACK DRAGONのオリジナル盤では何故か全曲に日本語タイトルが付いていた。
“Blonde Obsession”が“ブロンドにとりつかれて”、“Daddy's Girl”が“お父さん娘(こ)”だって。
なんか可愛い(*´∀`)カワイー

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MAD BUTCHER





Metal Lightning Attack (1985)
No Remorse - NRR011


ドイツのスピードメタルバンドの1st。
MAD BUTCHERというバンド名が時期的にDESTRUCTIONの曲と被るが、こっちのほうが先。
まずジャケットが死ぬほどダサくてこれを見ただけでは正直何をやってるバンドなのかは判らない。
MOTORHEADとLIVING DEATHを足して2で割ったような音だが、これがやたらとかっこいい。
メタル・ハリー(テキトーな名前だ)のドイツ人らしい上ずり気味の甲高いダミ声ヴォーカル(ちょっと切なげ)が萌える。
“Night Of The Wolf”の2:10秒での謎の「あはっ」等、全体的に腐女子ウケするヴォーカルと言っていい。
“Rock Shock”とインストの“Zero Talk”が秀逸だが、それら以外の曲もこんなジャケットなのに特に捨て曲が無いというのも凄い。
ブートレッグ天国ギリシャのNo Remorseからの再発だが、正規再発と銘打ってはいるものの音源は板起こしだし限りなくブートレッグに近い。

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MANDATOR





Initial Velocity (1988)
Disaster - 10009


オランダのスラッシュメタルバンドの1st。
スラッシュと言っても本作で聴ける音は疾走するリズムギター以外はドイツのバンドっぽい湿ったヘヴィメタルだ。
ピーター・マイエリングのヘタウマヴォーカルや熱いギターソロ、メロディに気を遣った構成はドイツのメタルが好きな人にはたまらないだろう。
10分を超える大作“Black Rose”が頭一つ抜けている。
この曲に限って言えばピーターもしっとりと歌っているし、曲も演奏もスラッシュバンドが片手間に作ったとは思えない出来だ。
プロデュースはバンド自身とDisasterレーベルのオーナーでもあったトミー・ツィーグラーで、名手ハリス・ジョンズの音作りとよく似たタイプのツィーグラーの手腕のお蔭で各パートの音の分離がとても良い。
本作はオリジナル盤はLPのみで、CDはブートレッグ。
当時極少数のみCDがプレスされたという説もあるが、未だ現物を見たことがない。
Disasterレーベルのカタログナンバー10007のEXUMER『Rising From The Sea』(1987)と10008のANGEL DUST『To Dust You Will Decay』(1988)が当時CDも発売されているので、10009の本作がLPのみというのもちょっと解せない。
マトリックスが“USDM 4343 MANDATOR 19421-1”のブートレッグCDは音は板起こしには違いないが、スリーヴとバックインサートのレイアウトはそれらしく良く出来ている。
ただ盤面にGEMAのロゴが無く曲目もプリントされていない点と、盤面とバックインサートにAM Musicのロゴが無い点から見てオリジナル盤のCD(存在すればの話だが)から複製された物ではないことが判る。

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Perfect Progeny (1989)
Disaster - CD-10010


2ndにしてMANDATORのラストアルバム。
ヴォーカルのピーター・マイエリングが抜け、ギターのマルセル・ヴェルデューメンがヴォーカルも兼任して制作された。
1曲目の“Stick Your Knife”からEXODUS顔負けのザックザクのリズムギターで始まる。
どこを切り取ってもこれぞスラッシュメタルという会心のアルバムだ。
7分を超える“An Invisible Disease Strikes”がかっこいい。
イントロでギターを左右に振り分けるところや3:33秒からの絶妙なリズムチェンジ等、「(゚д゚)ハッ!」とさせられる部分が多い(おふざけパートも含まれているが)。
本作はミックスをハリス・ジョンズが担当していて、前作以上に歯切れの良い音が楽しめる。
オリジナル盤CDは激レア。

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MASSACRA





Final Holocaust (1990)
Shark - 014


フランスのスラッシュメタルバンドの1st。
『Pleasure To Kill』と『Terrible Certainty』の頃のKREATORの影響が色濃い音だ。
歯切れの良いリズムギターの音が気持ち良い。
二本のリズムギターを効果的に振り分けるセンスに優れたバンドだった。
クリス・パレンガットのドラムが所々でモタるものの、演奏は安定している。
ベース兼ヴォーカルのパスカルの声のせいか、『Morbid Visions』の頃のSEPULTURAを思わせる部分もある。
“Nearer To Death”と“Eternal Hate”でギターのフレッドがヴォーカルを取っているが、こちらはかなりデスメタルを意識した歌い方だ。
後にフレッドは癌のために亡くなり、MASSACRAも解散の憂き目を見ることになる。
“Beyond The Prophety”はCDのみのボーナストラック。
オリジナルShark盤CDはプチレア。
なおバンド名は“マサカー”ではなく“マサクラ”と発音する。

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Enjoy The Violence (1991)
Shark - 018


最高傑作の2nd。
僅か一年で『Final Holocaust』に比べて全てが良くなった名盤。
ややデスメタル色が強くなったが、スラッシュメタルとして聴いても充分楽しめる。
タイトル曲の“Enjoy The Violence”がとにかくかっこよくて、90年代のベストトラックに挙げてもいいほど。
MASSACRAを初めて聴くなら本作がオススメ。
HIGH ON FIREの『Surrounded By Thieves』のジャケットは誰が見ても本作をパクっただろう。

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Signs Of The Decline (1992)
Vertigo - 512 897-2


なんとメジャーレーベルのPhonogramと契約してリリースされた3rd。
裏ジャケットのVertigo渦巻きが眩しい。
全体的に刻みと起伏の激しいスラッシュメタルで、本作までは一切妥協の無い音作りだった。
『Enjoy The Violence』よりもスラッシュ寄りの音になったと言える。
Phonogramとの契約が次作でMASSACRAにとんでもない変化をもたらす('A`)おわた

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Sick (1994)
Vertigo - 518 976-2


二年ぶりにリリースされた4th。
スラッシュメタルらしくないジャケットとダサいロゴに変わり、「これは終わったろ('A`)おわた」という予感が的中するアルバム。
本作でMASSACRAは当時流行った遅くてヨコノリのよくあるメタルバンドに成り果ててしまった。
これはレーベルの要求だろう。
不器用なスラッシュバンドにこういうことをやらせるとうんこなアルバムが出来上がるという良い例だ。
箸にも棒にも引っ掛からない駄作。

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MASTER

→DEATH STRIKE



Master (1990)
Nuclear Blast - NB 040 CD/SPV 84-29232


シカゴの器用貧乏スラッシュ親父、ポール・スペックマンのバンドの1st。
これだけ必要以上にロゴがでかいアルバムもそうないだろう。
前身のDEATH STRIKEに比べ曲が速くなり演奏もタイトになった。
曲はシンプルながらスラッシーなハードコアといった感じでとてもかっこいい。
MASTERは今もしぶとく活動を続けるが、意外とうんこなアルバムが多い(´・ω・`)ウンコウンコ

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MAYHEM (US)

→Dr. Mastermind



Burned Alive (1987)
USmetal/Black Dragon - USMETAL 072706


オレゴンのスラッシュメタルバンドの唯一のアルバム。
当時のレーベルメイトだったMACEの影響か、ドライヴの効いたベースがぐいぐい引っ張るクロスオーヴァー寄りのバンド。
“Burned Alive”や“Couch Potato”、“Aerobic Genocide”、“Over The Top”といったやたらかっこいい曲が数多く収録されており、アルバム一枚で解散したのが惜しまれる。
ヴォーカルのマット・マコートは後にDr.マスターマインドと名乗り自身のバンドDr. MASTERMINDを結成し現在も活動中のあの人!
…何やってんだよおっさん(´・ω・`)ナンナノ?
いや、本作の出来もさることながらそっちのほうがびっくりだよ。
'80年代のあの時代の空気がいっぱい詰まったスラッシュの名盤。

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MEGADETH

→KUBLAI KHAN →METALLICA



Killing Is My Business...And Business Is Good! (1985)
Combat - 88561-8015-2


METALLICAをクビになったデイヴ・ムステインが結成したMEGADETHの1st。
低予算で作られたため音が悪くノイズ処理も一切されていない。
だが逆にそれがアングラ臭をぷんぷん発する大きな魅力になっている。
とにかくリフの手数が多いスラッシュメタルで、曲の展開も複雑で面白い。
元ジャズ系のクリス・ポーランドとガル・サミュエルソンの影響か、デイヴもソレっぽいリフを多く書いている。
“These Boots Are Made For Walkin'”は60年代のアイドル、ナンシー・シナトラのカヴァー。
オリジナルの歌詞にデイヴがエロい余計なフレーズを加えたため、後に曲の権利者からクレームを付けられる事態になった曰くつきの曲。
本作はMEGADETHの全アルバム中最もダークでヘヴィなアルバムだ。

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Peace Sells...But Who's Buying? (1986)
東芝EMI - CP32-5400


MEGADETHの最高傑作と言っていい2nd。
ギタリストが二人いる意味、素晴らしさを再認識できるアルバム。
クリス・ポーランドのギターが好きだ。
元ジャズ系だけあって自分の“音色”を持っている。
ほとんどの曲で二番目にリズムギターで入ってくる、ちょっと鼻を摘んだようなひねくれたギターの音がクリスのパートだ。
ジャズプレイヤーはサックスにしろギターにしろ、自分の音が出せるまで相当練習したり工夫をするもんだ。
クリスはFenderのTwin ReverbアンプとTube Screamerペダルの組み合わせという、ジャズそのままの音でスラッシュを演ってしまった。
圧巻は“Devils Island”と“Good Mourning/Black Friday”。
おしっこちびりそうな凄いギターソロが聴けるよ(゚Д゚)スゲェ
気の強さが災いしデイヴ・ムステインと衝突し、残念ながら本作を最後にガル・サミュエルソンと共に脱退。
つかデイヴも「TVの音うるせー」とか言って階下の住人に植木鉢を投げつけた男である。
アーバンチャンピオンかオマエは(´・ω・`)ナンナノ?
デイヴの作曲が最も冴えていた時期でもあり、特に“My Last Words”の出だしのアンサンブルと“Good Mourning/Black Friday”の構成が素晴らしい。
MEGADETHを初めて聴く人は本作がオススメ。

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Wake Up Dead (1987)
Capitol - 12CL 476


ずいぶんと遅れてリリースされた『Peace Sells...But Who's Buying?』からの12インチシングル。
タイトル曲“Wake Up Dead”(PVも制作された)は『Peace Sells...But Who's Buying?』収録のものと同テイク。
B面は“Black Friday”と“Devils Island”のライヴで、こっちのほうがメインと言っていい。
音は良くないが、オリジナルラインナップでの数少ない貴重なライヴを追体験できる。

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“Dudes”The Original Motion Picture Soundtrack Album (1987)
MCA - MCAD-6212


映画『Dudes』のサウンドトラックアルバム。
MEGADETHはナンシー・シナトラのカヴァー“These Boots Are Made For Walkin'”の再録ヴァージョンを提供している。
『Killing Is My Business...And Business Is Good!』に収録されていたヴァージョンと比べると当然音も良く、クリス・ポーランドもこれでもかとばかりに熱いギターソロを弾きまくっている。
この再録ヴァージョンの録音を最後にクリスはガル・サミュエルソン共々脱退するので、憂さを晴らすかのような素晴らしい演奏が聴ける。
デイヴ・ムステインもこの曲に関してはギターソロは出だしからエンディングまでクリスに譲っているので、自身同様気難しいクリスに相当気を遣っていたのが窺われるが…。
MEGADETH以外の参加アーティストはKEEL、W.A.S.P.、LEGAL WEAPON、THE LEATHER NUN、JANE'S ADDICTION、スティーヴ・ヴァイ等なかなか豪華な顔ぶれだ。
特にスウェーデンのTHE LEATHER NUNは掘り出し物で、シンプルで印象的なリズムとベースラインに乗せてU2のボノっぽい男の色気のあるヴォーカルが歌う。
軽く見られがちなサウンドトラックだが、こういう機会でも無けりゃまず巡り会えないバンドやアーティストを沢山知ることができる。
本作はサウンドトラックとしても純粋に楽しめるアルバムだ。

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So Far, So Good...So What! (1988)
東芝EMI - CP32-5579


脱退したクリス・ポーランドとガル・サミュエルソンの代わりにジェフ・ヤングとチャック・ビーラーを迎えて制作された3rd。
曲のほとんどがクリスとガル在籍時に書かれていたため、『Peace Sells...But Who's Buying?』のアウトテイク集と言ったら言い方が悪いが、デイヴ・ムステインがまだクリスとガルの影響下にあった頃のアルバム。
新加入のギタリストのジェフはクリス同様なかなかのテクニシャンだったが、コイツもやたらと気が強かったせいでデイヴと喧嘩しアルバム制作後すぐに脱退してしまう。
デイヴの周りはこんなのばっかりだが、デイヴとうまくいく人のほうが珍しいのだからこれはもうしょうがない。
お守り役のデイヴィッド・エレフソンのお蔭でなんとかバンドとしての体裁を保っていたのだろう。
“Hook In Mouth”の鬼気迫るデイヴのヴォーカルが本作最大の聴きどころだが、単にデイヴがクスリ漬けでイッちゃってたからだとかいう突っ込みは無しな(´・ω・`)ナシナシ
“Anarchy In The U.K.”はもちろんSEX PISTOSのカヴァーで、スティーヴ・ジョーンズがギターソロでゲスト参加している。

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MEKONG DELTA

→HOLY MOSES →LIVING DEATH →SIREN



Mekong Delta (1987)
テイチク - TECP-25547


ラルフ・ヒューベルト率いるドイツのアヴァンギャルドなスラッシュメタルバンドの1st。
後のクラシックとの融合を図ったスタイルのほうが有名だが、MEKONG DELTAの本質は攻撃的なスラッシュにあると言っていい。
彼らの全作品中最もストレートなスラッシュが楽しめるアルバム。
ストレートと言っても充分テクニカルだが、バンドのバランスを取っているのがキールの個性的なヴォーカルだ。
特に上手いわけではないが、キールの独特の声質が当時のMEKONG DELTAの大きな個性の一つだった。
テイチク盤のCDは『The Music Of Erich Zann』とのカップリング。

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The Music Of Erich Zann (1988)
テイチク - TECP-25547


2nd。
相変わらずキールのヴォーカルが弱いが前作に比べると上手くなっているし迫力も増している。
スラッシュメタルでヴォーカルが“歌おうとしている”(“歌っている”ではない)バンドの場合どうしても軽く見られがちだが、本作に限ってはDESTRUCTIONの『Release From Agony』とタメを張れるくらい攻撃的でヘヴィな出来になっている。
特にリズムギターが激しくてテクニカルながらも攻撃性を失っておらず、さすがのDESTRUCTIONのマイクもこれには敵わないんじゃないかと思ってしまうくらい凄い。
“Age Of Agony”と“True Lies”、“Prophecy”の3曲はスラッシュの超名曲だ。
ドラマティックな名曲“Memories Of Tomorrow”でキールがヴォーカルの真骨頂を聴かせてくれる。
テイチク盤のCDは『Mekong Delta』とのカップリング。
MEKONG DELTAを初めて聴くなら本作がオススメ。

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MENTORS





You Axed For It! (1985)
Death - 7 72419-2


黒の三角頭巾を被った怪しい三人組として有名なMENTORSの1st。
あまりにも怪しいので高をくくって聴くと、実は中身は超“漢ロック”だったりしてびっくりするバンド。
歌詞はまぁアレな内容で、超エロというかただのヴァカ。
音のほうはノリの良い硬質なR&Rに乗せて、オヤジ声でだらしなさ気で下手だけど低くて良い声のヴォーカルが朗々と歌う。
そのヴォーカル兼ドラムのエル・デューチェは残念ながら97年に他界(´・ω・`)R.I.P.
さてMENTORSと言えばすっかり腹の出た中年三人組というイメージが強い。
本作のスリーヴ内の写真を見るとそこはさすがに二十ン年前、若々しいお姿が写っ…うわ!今と全く変わってねぇ!!
…つまり最初っからこいつら中年だったんですね(・∀・)
右は2nd『Up The Dose』とカップリングのDeathのオリジナル盤CD。
後にめでたく単独で再発された。

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Up The Dose (1986)
Death - 7 72419-2


三人揃ってヴァカ、デブ、オヤジの2nd。
日本では大したことないが、地元アメリカではかなり有名な御三方です。
1stよりほんのちょっと演奏が上手くなったが、相変わらず下品でかっこいいR&Rは健在だ。
右は1st『You Axed For It!』とカップリングのDeathのオリジナル盤CD。
後にめでたく単独で再発された。

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Sex, Drugs & Rock'N'Roll (1989)
Ever Rat - 88358-2


ベタなタイトルの3rd。
スタジオ録音とライヴ半々で構成されたアルバム。
傑作の1stや2ndと比べるとさすがにテンションが落ちるが、それでも本作のまったりムードも悪くない。
今は亡きエル・デューチェのヨレヨレ下手うまヴォーカルは、ライヴのほうが勢いがプラスされていて良い感じだ。
ジャケットのアートワークは元MACEの鬼才、ヴァーン・ホワイトの手によるもの。

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MESSIAH

→THERION



Hymn To Abramelin (1986)
Nuclear Blast - NB 032 CD


スイスのMESSIAHの1st。
トレモロピッキングで突っ走る彼ら特有のスラッシュメタルが堪能できる名盤。
当時のMESSIAHはトリオ編成で、SODOMの『Expurse Of Sodomy』を思わせる爽快な曲が並ぶ。
“Messiah”は彼らの代表曲。
CDは2nd『Extreme Cold Weather』とのカップリング。

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Extreme Cold Weather (1987)
Nuclear Blast - NB 032 CD


シロクマのジャケットで有名な2nd。
ジャケは可愛いが、本作はMESSIAHの数ある作品の中でも最もメチャクチャなアルバム。
静と動の切り替えが激しすぎて、付いて逝くには相当な覚悟が必要だ。
かっこいいリフの直後に超ダサい展開が待っていたりする闇鍋的なアルバム。
“Radezky March: We Hate To Be In The Army Now”の0:22秒から突然演歌が始まるのも特筆に値する。
世界初の演歌スラッシュメタルだ(´・ω・`)ナニソレ

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Psychomorphia (1991)
Noise - N 0180-3


Noiseに移籍して四年振りにリリースされた4曲入りミニ。
リーダーのR.B.ブロッギ以外のメンバーを一新して制作された。
ヴォーカルのアンディ・カイナはよくあるデス声寄りの歌い方で個性には欠けるが、これはこれで悪くない。
特に光る曲もなく、新ラインナップのお披露目的なアルバム。

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Choir Of Horrors (1991)
Noise - N 0183-2


3rdにしてMESSIAHの最高傑作。
90年代における数少ない完璧なスラッシュメタルアルバムの一枚。
初期の破天荒さはすっかり陰を潜めたが、曲、演奏、ヴォーカル、音質、全てが完璧。
特にR.B.ブロッギの粒の揃ったリズムギターが素晴らしい。
“Choir Of Horrors”は名曲中の名曲。
難を言えばアンディ・カイナのヴォーカルの録音レヴェルが低いことくらい。
MESSIAHを初めて聴く人は本作がオススメ。

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Rotten Perish (1992)
Noise - N 0195-2


『Choir Of Horrors』と同じラインナップで制作された4th。
MESSIAH初のコンセプトアルバム。
音は『Choir Of Horrors』と同じ路線だが、曲の出来はかなり劣る。
ほとんど同じような音質のせいか、『Choir Of Horrors』のボツトラック集を聴いているような印象を受ける。
本作を最後にヴォーカルのアンディ・カイナとベースのパトリック・ハーシェが脱退。
どうでもいいけどブックレット内に高橋名人の絵(かなり不気味テイスト)が描かれてるよ(´・ω・`)ナンナノ?

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Underground (1994)
Noise - N 0244-2


新ヴォーカルに元THERIONのクリストファー・ジョンソンを迎えて制作された5th。
よせばいいのに時代の流れに乗って横ノリのスラッシュメタルアルバムを作ってしまった(;´Д`)ヤメレ
“Underground”のようなMESSIAHらしいかっこいいスラッシュも聴けるが、全体的に物足りないアルバムだ。
本作を最後にMESSIAHは解散。

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METALLICA

→EXODUS →FLOTSAM AND JETSAM →MEGADETH →SUICIDAL TENDENCIES →TRAUMA
→VOIVOD


Kill 'Em All (1983)
Megaforce - MRI CD 069 (CD)
Matrix - MANUFACTURED IN U.S.A BY LASERVIDEO INC. CI05500 MRICD069 10001



スラッシュメタルのみならず数多くのヘヴィメタルバンドに影響を与え続ける“Big 4”のMETALLICAの1st。
ジョン・ザズーラのレーベルMegaforceからデビューを飾った。
三顧の礼でTRAUMAから迎え入れたという今は亡きクリフ・バートンの存在感が際立っている。
クリフは年長者でもあったが、音楽の素養も知識も経験もバンド内で誰よりも優れていた。
そんなクリフへの畏敬の念というわけではないのだろうが、バンドのデビューアルバムながら“(Anesthesia) Pulling Teeth”というベースソロ曲でクリフに見せ場を与えている(後半ラーズ・ウルリッヒのドラムが加わるが)。
本作制作前にメンバー間のいざこざからデイヴ・ムステインを解雇し、後任にEXODUSからカーク・ハメットを迎えている。
ジェイムズ・ヘットフィールドとラーズの指示だったのだろうが、カークはデイヴが遺したギターソロのアイディアやスタイルを全て自身のモノにしている。
それが良いか悪いかはまた別の話だが、それが以後二十数年にも渡ってデイヴとの禍根の原因の一つになってしまう。
さて肝心の本作の内容だが、METALLICAやスラッシュを語る上で欠かすことのできない傑作なのでさっさと聴いたほうが早い(´・ω・`)マンドクセ
彼ら(特にデイヴとラーズ)が敬愛して止まなかったDIAMOND HEADやANGEL WITCH等のNWOBHMにGBH等のイギリスのハードコアパンクのスピードと攻撃性を加えたらスラッシュの原型みたいな音を出すMETALLICAというバンドが出来上がった、といったところだろうか。
1曲目の“Hit The Lights”から10曲目の“Metal Militia”までどこを切り取っても全てがMETALLICA、全てが代表曲、捨て曲無しの本当の傑作と言ったら本作を置いて他に無いだろう。
“The Four Horsemen”はデイヴが作曲に大きく関わった曲で、後に自身のバンドMEGADETHのデビューアルバム『Killing Is My Business...And Business Is Good!』においてタイトルを“Mechanix”に改めて再録している。
RoadrunnerのSlimlineシリーズからも極初期にCD化されているが、元々プレス枚数が少ない上に世界中のコレクターが血眼になって探し求めているため未だ現物を見たことは無い(´・ω・`)ホシイ

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Jump In The Fire (1983)
Music For Nations - CD 12KUT 112 (CD)
Matrix - CD 12KUT112 ・ MASTERED BY NIMBUS



『Kill 'Em All』から“Jump In The Fire”をフィーチャーした12インチ。
A面はアルバムと同一テイク。
B面は“Seek & Destroy”と“Phantom Lord”のライヴが収録されている。
ライヴと言っても音を聴く限り恐らくスタジオライヴに観客の声を被せた擬似ライヴだと思われる。
CDは『Creeping Death』とのカップリング。

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Ride The Lightning (1984)
CBS/ソニー - 25DP 5340 (CD)
Matrix - DPA-708 1



大幅にスケールアップしメジャーのElektraとの契約の足掛かりになった2nd。
実例として自信を持って挙げられる“完璧なスラッシュメタル”アルバムの一枚。
本人達はスラッシュと呼ばれることを嫌っていたが、1984年というスラッシュ黎明期に他のバンド達がよりスピードアップし攻撃的になっていった影響を受けて本作が生まれたのは当然の成り行きと言える。
クリフ・バートンがバンドに持ち込んだH.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話の影響とまだ色濃く残るデイヴ・ムステインの影、それこそが本作をMETALLICA史上最もダークでヘヴィなアルバムたらしめている理由だと思う。
全7曲捨て曲は無く、多くのスラッシュバンドに影響を与えた“Fight Fire With Fire”と“Trapped Under Ice”、ファラオの呪いを歌ったスラッシュ史に残る名曲“Creeping Death”、アルバムタイトル曲の“Ride The Lightning”も曲構成が完璧と言っていい。
クトゥルフ神話からヒントを得た“The Call Of Ktulu”もインストながらH.P.ラヴクラフトの世界観をよく表現していると思う。
イントロのジェイムズ・ヘットフィールドのギターの不穏な感じとクリフの曲中でのワウを用いた獣の叫び声のような演奏が聴きどころ。 
相変わらずカーク・ハメットは物真似芸人のごとくデイヴのギターソロを完コピしているが、それしか出来ないんだろうしこの際どうでもいい。
当時「売れ線を狙って失敗した」とラーズ・ウルリッヒが認めた“Escape”はサビのコード進行こそ妙にポップだが、今の耳(つかジジイの耳)で聴けば充分ヘヴィでかっこよく、今となってはアルバム中一番スラッシーな“Trapped Under Ice”とハイライトの“Creeping Death”の間にこの曲が無いとしっくり来ない。
当のMETALLICAも後に“Escape”をライヴで好んで演奏するようになるのだから時の流れというのは面白い。
ラーズはハゲるしね(´・ω・`)ハゲハゲ
個人的には本作がMETALLICAの最高傑作だ。
METALLICAを初めて聴く人は本作がオススメ。

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Creeping Death (1984)
Music For Nations - CD 12KUT 112 (CD)
Matrix - CD 12KUT112 ・ MASTERED BY NIMBUS



『Ride The Lightning』から“Creeping Death”をフィーチャーした12インチ。
A面はアルバムと同一テイク。
目玉はB面のDIAMOND HEADのカヴァー“Am I Evil?”とBLITZKRIEGのカヴァー“Blitzkrieg”。
どちらもオリジナルに忠実なカヴァーだが、本作でMETALLICAが取り上げたことによってDIAMOND HEADとBLITZKRIEが再び脚光を浴びるきっかけにもなった。
CDは『Jump In The Fire』とのカップリング。

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Master Of Puppets (1986)
CBS/ソニー - 32DP 448 CD
Matrix - 32DP-448 11A3 +++++



代表作に挙げられることが多い3rd。
個人的には『Ride The Lightning』の足下にも及ばないと思っているが、もちろん本作も傑作であることに変わりは無い。
本作リリース後の9月のヨーロッパツアー中にスウェーデンでの移動中のバス事故によってクリフ・バートンが他界してしまう。
よって本作がクリフ在籍時代の最後のMETALLICAのアルバムということになる。
実質的なリーダーというかバンドの精神的な支柱はクリフだったと思っているから、本作以前のMETALLICAと以後ではカレーとうんこほどの違いがある。
“純スラッシュメタル”と呼んで差し支えない出来の“Battery”と“Disposable Heroes”を聴くと今でも血が騒ぐ(´・ω・`)うおお
“Master Of Puppets”のフルダウンピッキングによる高速リフは当時も今もこの曲を格調高いものにしている。
ジェイムズ・ヘットフィールドのリズムギターは簡単そうでいてなかなか真似のできるモノではない(ネタバラしをしてしまうとMETALLICAは録音時は各パート全てリフ毎に継ぎ接ぎ録音をしているのだが)。
カーク・ハメットはうんざりするくらいのデ、…いや、もう何も言うまい(´・ω・`)ヤレヤレ
箱帯のオリジナルCBS/ソニー盤CDは(・ω・)ノシ家の家宝のうちの一枚。
実はそれなりの枚数がプレスされたのだが、CD初期に発売されたことも手伝って箱帯を捨ててしまう購入者が多く“箱帯付”というカタチで現存する物が非常に少ない。
捨ててしまうもう一つの理由に箱帯自体の構造上の問題があり、それを完全に外さないとケースの蓋を開けることすらできないというものであった。
戻すにも通常の帯と違って箱帯が破れないように慎重にケースにハメる必要があり、貴重な割りに実用性を欠くため捨てられることが多かった。
さらに追い打ちを掛けるのはMETALLICAの『Master Of Puppets』というヘヴィメタルを代表するアルバムの一枚でもあるため、世界中のメイニア達の格好の収集のターゲットになってしまったことが挙げられる。

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The $5.98 E.P. Garage Days Re-Revisited (1987)
CBS/ソニー - 28DP 808 (CD)
Matrix - 28DP-808 11A1 +++++



カヴァー曲6曲を収録したミニアルバム。
クリフ・バートンの後任としてFLOTSAM AND JETSAMから迎え入れたジェイソン・ニューステッドのお披露目的な作品でもある。
本作はジェイソン加入後の初録音だが賛否両論を巻き起こした『...And Justice For All』で聴かれるようなベースの音が小さいということは無い。
敢えてシールドノイズを消さなかったりスウィッチのオンオフの音が聞こえたりと一発録りのスタジオライヴ風に聴こえる録音だが、本作でも例外に漏れず継ぎ接ぎ録音というのだから驚きというか逆に凄い技術だ(´・ω・`)ナンナノ?
収録曲はDIAMOND HEADの“Helpless”とHOLOCAUSTの“The Small Hours”、KILLING JOKEの“The Wait”、BUDGIEの“Crash Course In Brain Surgery”、そしてMISFITSの“Last Caress/Green Hell”の6曲。
“Helpless”を聴くとDIAMOND HEADがまんま『Kill 'Em All』の原型だということがよく解るし、“The Small Hours”は後の『Metallica』のスタイルに一致する。
国内オリジナル盤CDにはジャケットステッカーと意外と難しい『METALLICA第1次試験問題』(合計20問)が付いている。

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...And Justice For All (1988)
CBS/ソニー - 25DP 5178 (CD)
Matrix - DP-2689 1



発表当時はもちろん、現在でも賛否両論の議論の的になってしまう問題作の4th。
新入りのジェイソン・ニューステッドへのイジメで意図的にベースの音量を下げたという曰く付きのアルバムでもある。
ジェイソンのベースは特に聴こえないというレベルでは無いが、そんなことより問題なのはベースの音量を下げた張本人のラーズ・ウルリッヒのスネアの音である。
スティーヴ・トンプソンとマイケル・バービエロという見当違いなエンジニア二人組を起用した結果でもあるのだが、ミュージシャンなら他人のベースの音を気にする前にテメェのスネアの音を気にしろハゲ!(`・ω・´)ナンナノ?と思うわけだ。
クリフ・バートンに対しては尊敬の念もあったろうしあらゆる面で気を遣っていたくせに、ジェイソンに対しては新入りという理由だけでこの扱いはどういうことか。
自分達の大事なアルバムなのにベースはどうでもいいという考えが理解できないが、理由はともあれこの先も永遠に語り継がれるであろう問題作として完成してしまった。
前述の通りラーズのスネアの音がオモチャのスネアかと思うくらい軽くてポコポコした情けない音なので、迫力にも欠けるし終始これが気になって集中して聴いていられない。
エンジニアはともかくプロデュースは盟友フレミング・ラスムッセンが手掛けているのにどこで歯車が狂ってしまったのだろうか。
全体的に曲が長いのは『Master Of Puppets』と特に印象が変わらず、曲だけを取ってみれば個人的には良い出来だと思う。
METALLICA自身はスラッシュメタルと呼ばれることを嫌っていたが、本作でも速いパートはもちろん“Harvester Of Sorrow”のようなスロウでヘヴィな曲でもリフの刻み方はスラッシュのそれと言ってもいい。
PVも話題になった“One”の後半部分もスラッシーな仕上がりで長い曲ながらメリハリが効いている(7:26秒はちょっと長過ぎるが)。
“To Live Is To Die”の語りのパートはクリフが書き遺した詩が使われている。
個人的には“To Live Is To Die”と続くラストの“Dyers Eve”がアルバムのハイライトだ。
国内盤CDにはボーナストラックでDIAMOND HEADのカヴァー“The Prince”が収録されている。
“Dyers Eve”と“The Prince”を続けて聴くと安心してしまうのはスラッシュ好きの悲しい性という他ない(´・ω・`)

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Metallica (1991)
ソニー - SRCS 5577 (CD)
Matrix - DP-4565 2



『...And Justice For All』の反省からか迫力あるマトモな音で制作された5th。
プロデュースはボブ・ロックでアレな人選だが、音を聴けばバンドの意図する方向性とピッタリな人選だということが判る。
一見してただの真っ黒なジャケットかと思いきや、よーく見ると右下にとぐろを巻いた蛇の絵が描かれているので通称“うんこアルバム”とも呼ばれる。
とにかくMETALLICAのアルバムは好き嫌いは別として本作までの五枚を全て買っちまうこと(´・ω・`)カエカエ
それがヘヴィメタルを聴く者の仁義ってやつだ。
確かにヨコノリだしグルーヴィだし売れ線狙いまくりのアルバムだが、複雑なリフを捨てシンプルに解り易く“聴かせる”ことに特化した本作はヘヴィメタルの傑作であることに間違いは無い。
ジェイムズ・ヘットフィールドのヴォーカルも曲同様“聴かせる”ことに徹していて素晴らしい。
本作がメタルを茶の間にまで引っ張り出すことに成功した功績は大きい。
大ヒットしたポップなメタル“Enter Sandman”やジェイムズの歌心炸裂の“The Unforgiven”と“Nothing Else Matters”が聴きどころ。
“So What”は国内盤のみのボーナストラックでイギリスのパンクバンドANTI-NOWHERE LEAGUEのカヴァー。
カヴァー大好きなところは相変わらずだが、NWOBHMやパンクのカヴァーを定期的にやってくれるのでファンもMETALLICA自身も「ルーツはそこだ」と安心できるのだろう。

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MINOTAUR

→TORMENT



The Slaughter Continues (1987)
To The Death - TTD 008


83年に結成されたドイツの古参スラッシュメタルバンド。
当時ありそうで無かったMINOTAURというバンド名をスラッシュビートの速さで手に入れた幸運なバンド。
クールなバンド名って早い者勝ちだからね、さっさと名付けて活動しちゃうに限る。
4曲入りデモテープをTo The Deathが7インチ化したもの。
当時のMINOTAURはギター二本の四人編成だった。

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Power Of Darkness (1988)
Crazy - CR 001


ギターのウルフ・カイザーが抜けトリオ編成になって制作した1st。
オリジナル盤LPは自主制作で2000枚のみしか作られなかった。
『Pleasure To Kill』の頃のKREATORみたいな音で、この手の音が一番好きな僕としては外せない一枚。
ギター兼ヴォーカルのアンディのスラッシュヴォーカルの見本のような聴き手を煽る吐き捨て声が最高だ。
イェルク・ボックのドラムは基本的にもたり気味だが、ドタバタと迫力のある叩き方がDESTRUCTIONのトミーみたいで良い。
“Fierce Fight”“The Power Of Darkness”“Savage Aggression”等は名曲だ。
低予算で自主制作したアルバムだから音が軽くて迫力に欠けるが、それを抜きにしても10 (・ω・)ノシ付けられる。
感電したときの擬音みたいなギターの音もなんだか最高。
CD化の際に“Brainhead”がボーナストラックで追加収録された。
オリジナル盤LPは(・ω・)ノシ家の家宝のうちの一枚。

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Death Metal (1990)
To The Death - TTD 009


『Power Of Darkness』と同じラインナップで制作された2曲入り7インチ。
オリジナル盤はA面が“Towards My Eternity”でB面が“Total Decay”の2曲のみ。
To The Deathからの再発盤はB面にボーナストラックで“Necromancer”と“Mass Suicde”が追加収録されている。

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Welcome To... (1993)
Molon Lave - MLR-LP-041


7曲入りミニ。
オリジナル・メンバーはドラムのイェルク・ボックのみで、新たに新メンバー四人を迎えて五人編成で制作された。
ミスター・ビーンみたいな顔の新ギタリストがちょっと違うだろという気にさせる(´・ω・`)ナンナノ?
クリアレッドヴィニール盤。

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God May Show You Mercy...We Will Not (2009)
I Hate - IHR CD 057


『Power Of Darkness』から21年振りにリリースされた2nd。
オリジナルメンバーのギター兼ヴォーカルのアンディが復帰し、ドラムのイェルク・ボックももちろん健在だ。
『Power Of Darkness』と同様トリオ編成で、このスタイルがMINOTAURには一番合っている。
良い意味でも悪い意味でも全てが80年代のまま。
リフの発想も曲もギターの音もヴォーカルの歌い方も全てが80年代スタイルで、それがMINOTAURの魅力。
ここまで徹底してやれるのはある意味凄いことだ。
しかも超出来が良いからスラッシュメタルが好きなら本作は絶対に聴かなくちゃダメ。
W.A.S.P.の“Animal (Fuck Like A Beast)”のカヴァーを収録。

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MISFITS





Walk Among Us (1982)
Ruby - 9 25756-2


“本当の1st”『Static Age』がお蔵入りになってしまったため、デビュー作として1982年にリリースされた初フルレンス。
傑作『Static Age』と1曲もダブらず、かつ本作を大名盤に押し上げた名曲が満載のアルバム。
“All Hell Breaks Loose”“Vampira”“Night Of The Living Dead”“Skulls”“Devils Whorehouse”“Astro Zombies”等どれも名曲だが、はっきり言って『Walk Among Us』は全曲名曲だ。
クールすぎるジャケットも魅力。
CD(右)のジャケットは何故か小さく加工されていて、小さいグレン・ダンジグがさらに小さくなってるよ(゚Д゚)ポカーン
左はオリジナルのピンク盤。

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MORBID ANGEL

→HATE ETERNAL →NOCTURNUS →RIPPING CORPSE →TERRORIZER



Alters Of Madness (1989)
トイズファクトリー - TFCK-88563


USデスメタル界の“神”的存在、MORBID ANGELの1st(自主制作の『Abominations Of Desolation』を含めると2nd)。
84〜86年頃には既に曲が出来ていたらしく、その時代にこれだけのモノを作っていたとは驚きだ。
トレイ・アザトースとリチャード・ブルーネルの効果的なツインギター、デイヴィッド・ヴィンセントの説得力あるヴォーカル、そしてピート・サンドヴァルの超人ドラムによって生み出された傑作。
個人的にはこのアルバムがMORBID ANGELの最高傑作だ。
SLAYERの『Reign In Blood』に匹敵する傑作だと思う。
全曲名曲と言ってもいいが、特に“Immortal Rites”“Visions From The Dark Side”“Maze Of Torment”“Lord Of All Fevers & Plague”“Damnation”は比類無い完成度を誇る。
難を言えば“Visions From The Dark Side”と“Maze Of Torment”で何故かトレイのギターのチューニングが高めになっていることくらい。
ピートの自慢のブラストビートは“Bleed For The Devil”と“Blasphemy”でフィーチャーされているが、“Maze Of Torment”“Chapel Of Ghouls”“Damnation”“Evil Spells”といった曲でも随所で聴ける。
H.P.ラヴクラフトに触発された歌詞も完璧。
はっきり言ってトレイ・アザトースはロリコンだけど天才だ。
ロリコンと言ってもヤバいロリコンではなく、割と健全的なロリコンらしい(´・ω・`)ナニソレ
MORBID ANGELを初めて聴く人は本作がオススメ。

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Blessed Are The Sick (1991)
トイズファクトリー - TFCK-88564


前作と甲乙付け難い内容の2nd。
音がクリアになってかなり聴きやすくなった。
禍々しい雰囲気に満ちていて、全作品中最も荘厳な雰囲気のアルバムだ。
それにしてもこの当時のトレイ・アザトースが作る曲はどれも神懸っていた。
本作を最後に脱退してしまうリチャード・ブルーネルの貢献も光る。
リチャード作のアコースティックギター曲“Desolate Ways”から“The Ancient Ones”へと続く構成が素晴らしい。
最後の“In Remembrance”でトレイが拙いながらも印象的なキーボードを披露している。
“Unholy Blasphemies”“Abominations”“The Ancient Ones”といったマイク・ブラウニング在籍時の初期の曲を再録している。
余談だがMORBID ANGELはアルバムタイトルをアルファベット順で統一している(自主制作の『Abominations Of Desolation』を除く)。

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Abominations Of Desolation (1991)
Earache - MOSH 48CD


1986年に自主制作で録音されたものの未発表になっていた幻のアルバムをEARACHEが強引にCD化したもの。
トレイ・アザトースが本作の出来に満足していないため、現在でも1st扱いはされていない。
プロデュースはデイヴィッド・ヴィンセントだが、デイヴィッドはベースは弾いていない。
ギターはもちろんトレイ・アザトースとリチャード・ブルーネルの二人。
ドラムとヴォーカルは後にNOCTURNUSを結成するマイク・ブラウニング。
マイクはドラムの腕は大したことないが、ややハイ寄りのデスメタルヴォーカルがなかなか爽快だ。
特に“Chapel Of Ghouls”“Angel Of Disease”“Lord Of All Fevers”“Abominations”でのヴォーカルはデイヴィッドとはまた違った魅力でかっこいい。
メンバーが認めていなくても優れた作品であることに変わりはない。

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Covenant (1993)
Giant - 9 24504-2


Earacheを離れWarner傘下のGiantに移籍してリリースされた3rd。
リチャード・ブルーネルが脱退したためトリオ編成で制作された。
プロデュースはバンド自身とMETALLICAで知られるフレミング・ラスムッセン。
どうにもMORBID ANGELと結び付かない人選だが、特にフレミングの影響は感じられない。
ギターが一本になってしまったためアイディアが消化しきれていない部分があるが、それでも本作が名盤であることには変わりはない。
名曲“Rapture”“Pain Divine”“Blood On My Hands”等の名曲を収録。
本作でもマイク・ブラウニング在籍時の初期の曲“Angel Of Disease”を再録しているが、どういう理由か不明だがデイヴィッド・ヴィンセントがマイクのヴォーカルを真似しているところが面白い。

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Domination (1995)
ビクター - VICP-5642


元RIPPING CORPSEのエリック・ルータンを迎えて再び四人編成になって制作された4th。
デイヴィッド・ヴィンセントのヴォーカルが素晴らしく、“Nothing But Fear”“Dawn Of The Angry”等で彼らしい感情表現を込めたデスメタルヴォーカルが聴ける。
さてエリックの貢献が光る本作だが、彼が作った“Nothing But Fear”がとにかく優れている。
この曲と“This Means War”2曲のためだけに本作を買っても損はしない。
トレイが作った曲で光るのは“Dawn Of The Angry”1曲のみというのも寂しい話だ(´・ω・`)オワタ

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Entangled In Chaos (1996)
ビクター - VICP-5811


MORBID ANGEL初のライヴアルバム。
選曲は初期の曲中心だが、完璧な演奏が聴ける名盤。
残念ながらデイヴィッド・ヴィンセントとエリック・ルータンは本作を最後に脱退してしまうが、それと同時にトレイ・アザトースの才能にも陰りが見えてしまう。
はっきり言って本作以降のMORBID ANGELのアルバムはどれもつまらない。

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Formulas Fatal To The Flesh (1998)
ビクター - VICP-60189


デイヴィッド・ヴィンセントとエリック・ルータンが抜け、『Covenant』以来のトリオ編成で制作された5th。
デイヴィッドに代わる新しいベース兼ヴォーカルには元CEREMONYのスティーヴ・タッカーが加入した。
スティーヴのヴォーカルは無個性なデスメタルヴォーカルで、威厳に満ちたデイヴィッドと比べるとどうしても見劣りする。
曲もゴチャゴチャしていて全く整理されていない。
トレイ・アザトース一人によるプロデュースが全て裏目に出てしまったと言える。
「やっぱりデイヴィッドがいないと…」と言われるとトレイも面白くはないだろうが、事実だからしょうがない。

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Gateways To Annihilation (2000)
ビクター - VICP-61152


エリック・ルータンが復帰して制作された6th。
演奏は完璧だしピート・サンドヴァルのドラムも物凄い。
だが何故こういう解りにくい曲ばかり書くのだろうか?
『Domination』までは聴かれた印象的なリフも乏しいし、長い曲は無駄に長いだけ。
どうにも好きになれないアルバムだ。

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MORDRED

→HEATHEN →LAAZ ROCKIT



Fool's Game (1989)
ビクター - VICP-8011 (CD)
Matrix - VICP-8011-1-A2F V



ベイエリアのスラッシュメタルバンドの1st。
METALLICA顔負けのザックザクなリズムギターの腕を持ちながらファンクとヒップホップの要素を随所で聴かせるかなり変わったバンドだ。
それでも一番耳を引くのは切な気に歌い上げるスコット・ホルダービーのヴォーカルだったりするのだが。
稀代の名曲と言っていい“The Artist”はもちろん彼らの代表曲でもある。
よく練られた曲構成とゾクゾクするギターソロが素晴らしい“State Of Mind”と“Shatter”も“The Artist”に劣らない名曲。
たとえ他の曲が気に入らなくても“The Artist”1曲のためだけに本作を買っても損はしないだろう。
リック・ジェイムズのカヴァー“Super Freak”は彼ららしい選曲だが、オリジナル曲がどれも優れているため蛇足に感じてしまう。
LAAZ ROCKITのマイケル・クーンズとTESTAMENTのチャック・ビリー、DEFIANCEのケン・エルキントンがバックヴォーカルでゲスト参加している。
MORDREDを初めて聴くなら本作がオススメ。

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The Demos 1986-1988 (2014)
Battle Cry/Gom - BCR/GOM 005 (CD)
Matrix - 749.820 620.425 www.flight13-duplication.com #1



1986年の『Demo I』と87年の『Demo II』、88年の『Fool's Game Demo』を収録したコンピレーション。
MORDREDが最もスラッシュスラッシュしていた時期の音源が聴けるのでファンにとっては嬉しいCD化だ。
音源はもちろんカセットテープだが、それなりに良い音にリマスタリングされている。
『Demo I』のヴォーカルはオリジナルメンバーのステファン・ショウ・スケーツだが、タテノリの曲調も相まってスティーヴ・ゼトロ・サウザが歌うEXODUSっぽく聴こえる。
『Fool's Game Demo』の“The Artist”の荒々しいドラムがかっこいい。
デモテープでも手を抜かないスコット・ホルダービーのヴォーカルも聴きどころ。

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MORTAL SIN





Mayhemic Destruction (1986)
Customline/Mega Metal Productions - AJCD 1016 (CD)
Matrix - AJCD 1016



オーストラリアのスラッシュメタルバンドの1st。
今でこそオーストラリアからどんなバンドが出て来ても別段驚きはしないが、当時は「遂にオーストラリアからも本格的なスラッシュバンドが登場!」と一部でだけプチ話題になった。
所詮はその程度の扱いだったが、1986年と言ったらスラッシュが一番盛り上がった時期であると同時に「スラッシュは音楽じゃない」とか今では信じられないような議論がごく普通だったから扱いが小さかったのは当然だった。
本作のオリジナル盤は1986年に自主制作でリリースされている。
状況がちょっと変わったのは翌1987年、METALLICAの成功に目を付けたメジャーのPhonogramの連中が本作の存在を知りマッハのスピードでバンドと契約にこぎつけた。
いつの時代にも金の匂いに敏感な奴らはいるものである。
アルバム8枚という超大型契約だったが、現実は売れなかったため後にアルバム2枚で切られてしまうことになる。
“Women In Leather”の2:09秒や“Lebanon”の3:43秒、“Blood, Death, Hatred”の2:09秒等で聴かれる絶妙なリズムチェンジがかっこいいスラッシュの名盤だ。
根っからのスラッシュ好きによって作られたツボを押さえたアルバム。
解りやすく言うと初期のMETALLICAのダークサイドを強調したような音だが、ジャケットを含めてアルバム全体に漂うアングラ臭が魅力だ。
故クリフ・バートンが聴いたら喜びそうな音である。
CDは2005年にオフィシャルで初CD化されたCustomline盤だが残念ながら板起こし。
“Lebanon”の6:21秒で音飛びをデジタル処理で修正した箇所が聴き取れる。
2011年に『Psychology Of Death』の国内盤のボーナスディスクとして国内初CD化されたが、こちらも板起こし。
こっちの音源のほうは“Lebanon”の音飛びは無いが、何故こうも簡単にマスターテープを紛失するのか理解に苦しむところだ。
80年代のスラッシュではよくあることだが、当時は関係者もバンド自身も後世に残せるような音楽をやっている意識が無かったのかもしれない。
ブートレッグでの初CD化盤としてイタリアのReborn ClassicからLETHALとのカップリングでリリースされたものもある。
1988年に日本フォノグラムから『地獄の叫び』というKISSのような邦題でLPのみリリースされているが、実は当時32PD-394という品番まで用意されてCDのリリースも予定されていた。
実際にはCDはリリースされなかったが、サンプル盤として極少数プレスされたという説もある。
現物を見たことが無いので何とも言えないが、もしサンプル盤が存在すれば国内リリースのスラッシュのCDとしては恐らく三本の指に入るトップクラスのレア盤と言っていいだろう。
左はオリジナルMega Metal Productions盤のジャケットで右がPhonogram盤のジャケット。
MORTAL SINを初めて聴く人は本作がオススメ。

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Face Of Despair (1989)
日本フォノグラム - PPD-1036 (CD)
Matrix - 836 370-2-A1D



音質も曲調もメジャーらしい仕上がりになった2nd。
プロデュースは名手ランディ・バーンズ。
そのせいかMEGADETHの『Peace Sells...But Who's Buying?』と音の質感がよく似ている。
『Mayhemic Destruction』に比べてMETALLICA度がアップしたが、それと同時にダークな雰囲気も薄れた。
マット・モウラーのヴォーカルもかなりジェイムズ・ヘットフィールドを意識した歌い方に変わっている。
1曲目の“I Am Immortal”が素晴らしい出来で、続く2曲目の“Votage Of The Disturbed”と3曲目の“The Infantry Corps”もまあまあの出来だが、それ以降は尻すぼみという印象。
Phonogramの連中にスラッシュメタルの良し悪しが判る人間がいるとは思えないからこれでも合格点だったのだろうが、もう1曲くらい“I Am Immortal”のような曲が入っていればその後の身の振り方も違っていたかもしれない。

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I Am Immortal (1989)
Vertigo/Phonogram - VERCD 47 (CD)
Matrix - VERCD 47 10102281 03 % MADE IN U.K. BY PDO



『Face Of Despair』からカットされたシングル。
“Lebanon”と“Votage Of The Disturbed”のライヴが聴けるので意外と外せない一枚。
“I Am Immortal”は出だしのアンディ・エフティシオのベースラインから名曲の予感を感じさせてくれる曲。
アルバム中一番良い曲をシングルカットしたら後が続かなくなってしまったというよくある例だ。
本作のリリース直前に中心メンバーの一人だったドラマーのウェイン・キャンベルが脱退しジャケットのメンバー写真からも外されているが(写っているのは後任のスティーヴ・ヒューズ)、結果的にウェインの脱退がその後のMORTAL SINの明暗を分けてしまった。
この後バンドはPhonogramから契約を切られてしまう。

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Every Dog Has It's Day (1991)
Under One Flag/Music For Nations - CDFLAG 61 (CD)
Matrix - FLAG CD 61 MPO 01 @@



Phonogramから契約を切られベースのアンディ・エフティシオ以外のメンバーを一新し再出発を図った3rd。
アルバムタイトルは“犬も歩けば棒に当たる”の意味。
1曲目の“Inside Out”がイントロ代わりの長いインストかと思いきや、2:30秒から突然入るスティーヴ・スライの甲高過ぎるヴォーカルのせいで思わず失笑してしまう。
その部分以外は普通の声で歌っているのだが、上手いヴォーカルには違いないが平凡な曲と相まって特に印象に残らず埋もれてしまっている。
よくも悪くもマット・モウラーのヴォーカルがMORTAL SINの要の一つだったので、本作は全く別のバンドと思って聴いたほうがいい。
バックインサートのデニム&レザーで睨みを利かすメンバー写真通りの硬派なスラッシュメタルで、変に売れ線を狙わなかったところは評価できる。

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